アメリカ転勤妻 ケイの生活ブログ

2016年夏からロサンゼルスに駐在員の妻として住み、2017年にニューヨークへ引っ越しました。海外引越の準備で必要なもの、検索しても解決法が見つからなくて困ったこと、生活して楽しかったことなどをご紹介しています。2年の短期赴任なので、長期滞在の方との違いはありますがご参考まで。

アメリカでペットを飼う~犬と猫に癒されたいならボランティアという方法も~

渡米に際して、「実家に飼い犬や猫などのペットを預けて来た」という方は多いのではないでしょうか。私も一人暮らしをしてから、実家の猫と離れて暮らしていて、アメリカに来て以来、会えなくて淋しい思いをしていました。アメリカでも何か飼いたいけど、「数年以内に帰国するし、検疫や長時間のフライトのストレスをワンちゃん、ネコちゃんに掛けたくない」…とお悩みの方に…朗報です!!保護犬や猫をシェルターから短期間預かる、「フォスターペアレント ボランティア(Foster Parents Volunteer)」という、自分も癒される上に、社会貢献にもなる方法があります☆

「フォスターペアレント」とは、行政や民間のアニマルシェルターで保護された犬や猫を、”一時的”に家で預かるボランティアです。期間は、数日~数か月で、それぞれの子の条件や健康状態によって異なります。フォスターに出される理由は様々で、「虐待を受けて保護されたので、”人は怖くない”ことを覚えてもらうために、家の環境に慣れさせる」とか、「ケガや病気のケアが必要なので、家庭でゆっくり療養させたい」とか、猫で多いのは、「生後8週齢未満なので、行政のシェルターでは安楽死の対象になる。民間のシェルターでも授乳できる人員が限られ、全て保護しきれないので、一般家庭で授乳期を過ごしてもらい、成長したら一般家庭に里子に出す」などです。犬、猫に共通して言えるのは、「シェルターよりも環境のいい”家庭”で過ごし、より多くの命を救い、人に慣れることで次に飼われる家庭で最後まで過ごせるよ子を多くする」という、「愛情を注ぐことがボランティアになる、とても素敵な取り組みです。
引き受ける前に、オリエンテーションの受講とアンケートの提出がある団体がほとんどで、家の間取り、家族構成、在宅時間、飼い犬猫の有無、犬希望か、猫希望か、しつけや看病/授乳の経験などを報告します。それによって、必要なトレーニングを受けるように言われたり、引き受ける際の注意点(例:家の窓に網戸がないなら、窓は極力開けないようにする等)を教わって、登録終了です!あとは、フォスターに出す犬や猫が出てきたら、メーリングリストで教えてくれる団体が多いと思います^^
では、どこの団体に所属するかというと、決め方としては、「家の近所かどうか」「物品の提供はどのくらいあるか」だと思います。犬や猫を家まで運ぶ必要があるので、家から近いかアクセスのいいところが自分も動物も楽ですし、シェルターの資金力によって、無料で提供される物品に差があります。私は子猫4匹と成猫1匹、犬1頭を預かりましたが、子猫の場合は、哺乳瓶、粉ミルク、離乳食、保温パット、ウェットティッシュなど多くの物品が必要ですし、成猫、犬でもフード、ケージ、トイレが必要なので、できるだけシェルターから提供されると嬉しいですし、物品を用意するのもシェルターへの募金だと思って、自分で揃えるのも大変素敵なことだと思います。
実際の登録方法等はすぐに変わると思うので、個別のシェルターの仕組みはここでは言及しませんが、私が登録したことのある団体はコチラです↓↓
【ロサンゼルスの団体】

【ニューヨークの団体】

検索すれば、行政、民間問わずもっとたくさんの団体があります。Best Friend Animal SocietyやASPCAは複数の都市に施設を持つ団体で、フォスター以外にも施設に暮らす犬や猫のお世話のボランティアもありますし、各都市の行政も、積極的に一般の人へのフォスターの協力を依頼しているので、HPを見ると良いと思います^^
オリエンテーションや登録は英語なので、ハードルは高いですが、ぜひ社会貢献&自分の癒しに、フォスターやシェルターボランティアをしてみてはいかがでしょうか☆